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大衆の思考能力を奪うメディアと情報操作

From:丸谷元人


少し別の話題になりますが、冷戦終了後、冷戦というのは米国とソ連の二大対立によって、 ものすごい対立と、それから核の脅威なんかが続いてまいりました。でも、冷戦終結後にソ連 が崩れてしまった後、アメリカは、今度は敵がいなくなってしまったわけなんです。


それは困 るということで、彼らが最初に敵とみなしたのは、実はイスラム教徒ではなくて日本だったわ けなんです。これは経済的な敵という意味になります。つまり政府による支配というものがだ んだん、企業による支配に変わってきたということですね。


つまり政府は支配の道具に、前か ら多かれ少なかれ、そうであることは間違いないんですが、如実にそれが出てきてしまってい るということです。


一方で、冷戦後、急激に激しくなったのは産業スパイ活動なんですね。これはアメリカ、イ ギリス、フランス、ロシア、そして中国、当然ながらですね。韓国もそうです。そして、コーポ レートクラシーと言われる企業とそれから銀行ですね。これはもう三井住友とか、そこら辺の 日本の銀行ではなくて、もう世界的な巨大な銀行ネットワークという話です。



例えば戦争をしている国々があるとしたら、そこのある国に対して、武器を売っている会社 と、それから別の国、もしくは組織に対して資源を与えている、もしくは武器を与えている会 社の株主が両方同じ銀行であるとかですね。そうなると、儲かってしまうという話なんですね。 そういうものがどんどん見えるようになってきたということです。

そして、企業が政府を利用して外国政府を転覆するというようなことが、アラブの春もそう ですし、イラク戦争もそうですし、リビア戦争なんかもそうですが、ずっとそういうことが行 われてきて、それが「ショック・ドクトリン」と呼ばれるわけです。つまりこれというのは、 衝撃を与えて、皆さんの考える能力を奪ってしまうわけなんですね。本当に、人間というのは すさまじいもの、破壊力を見せられてしまったら、頭の中が真っ白になるんです。


皆さん、東日本大震災をご経験だと思いますが、震災でドンという激しい揺れ。過去の地震 であれば、最初の30秒ぐらいで終わっていた地震が5分6分も続くと、そうなると、もう皆さ ん頭の中が真っ白になるわけですね。次に津波は来る、それから福島原発の放射能が来ると。 もう真っ白になってしまう。


そんなとき、やっぱり人間というのは弱いもので、何かしらのものにすがりたがるわけなん ですね。それが大きく形を変えて、世界でいろんな国を破壊した後にメディアがやってきて、 あたかも正しかったかのように、もしくはサダム・フセインが大量破壊兵器の話もありました。 いろんな話がありました。


そういうものを持っていたからやるべきだったんだというものが、 後で批判にさらされつつも、それが事実化してしまって、事実上、動かせない歴史的事実になっ ていくということなんですね。

その中で、そういう「ショック・ドクトリン」の陰にあるのが大企業と言いますか、もう超 巨大企業ですね。建設会社とか石油会社とか、それから武器弾薬を調達する会社、みんなそう です。


こういう話をすると、みんな「じゃあ、あの会社は悪い会社だ。こっいはいい会社だ。」 というようなことをみんな言うんですが、これはいい悪いの話ではもはやないということなん です。世界では国益のために、企業の利益のために、当たり前のようにこういうことを行うも のなんだよ。という事実を直視しないといけないというわけなんです。

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